恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
かーくんは、自分のことは絶対後回しなんだ。
いや、もしかしたら…
自分のことなんて、考えてないかもしれない。
仕事も忙しいはずなのに、弱音なんてほとんど言わない。
私や茉央の前ではいつも笑顔で、辛い顔なんて見せない。
そんなかーくんに、私はずっと甘えてた。
守られてばかりだった。
そんな自分が、情けなくてしょうがなかった。
「…んんっ、」
「あ…ごめん、起こしちゃった?」
茉央をお昼寝させ、少しでもかーくんの熱を下げようと、冷えピタをかーくんの額に貼った時、かーくんが目を覚ましてしまった。
「希………」
熱のせいか、頬が赤いかーくんは辛そうに見える。
「…気分、どう?」
「だいぶ……マシだよ。熱、下がったと思う。」
そんな…
「絶対まだだよ…はい、体温計。計って、熱。」
そう言って体温計を渡すと、かーくんは拗ねたように体温計を受け取った。