恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
その後、茉央はすぐにかーくんがいる寝室の前まで歩いていき、少し開いている隙間から中の様子を見ていた。
「ぱぱ……?」
いつもと違うかーくんの様子に、茉央は戸惑っているようだった。
普段なら、帰って来たら必ず笑顔を向けて『茉央、ただいま。』って、言ってくれるもんね…
「茉央……」
「まま…ぱぱ、どったの?」
『パパどうしたの?』
そう聞かれて、私は無理矢理笑顔を作り、茉央の頭を撫でた。
「…大丈夫だよ。ちょっと疲れただけだから…すぐ良くなるよ。」
その言葉は、茉央に向けたものでもあり、自分に向けたものでもあった。
少しでも…
安心したかったんだ。