恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜

甘い薬 side kazuma




だいぶ楽になった…



保健室にいた時は、視界がグラグラ揺れて、かなりヤバイ状況だった。



一応病院には行ったらしいのだが、記憶が曖昧すぎてよくわからない。



まぁ…それぐらい、熱は高かった。



久しぶりだな…
こんなに熱出すのは。



多分、小学生以来だ─






それにしても…教師が熱出して学校を早退だなんて、カッコ悪いな。



希にも変な気遣いさせて、また泣かせちゃったし…



それもこれも、俺の自己管理がなってないせいだな。



反省しないと…



「ぱ〜ぱ!」



なんてことを思いながら天井を見上げていると、突然茉央の声がした。









< 168 / 202 >

この作品をシェア

pagetop