恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜

長い夜




悠哉を追い出し、晩ご飯の支度をしようとした時、かーくんから『今日は遅くなる』とメールが来た。



飲み会なんて…
かーくん、お酒弱いのに─



心配だけど、付き合いなら仕方ないと思い、私は『わかった』と返信した。






それから茉央に、今日はパパの帰りが遅くなることを告げた。



もう2歳の茉央。
さすがに理解力がついてきた。



茉央は私の言葉を聞いて『ぱーぱー!!!』と、鼓膜が破れるかと思うような大声で泣き叫んだ。



晩ご飯も少ししか食べてくれず、今やっと落ち着いて寝てくれたところだ。



はぁ…疲れた。



やっぱり、茉央はどこからどう見てもパパっ子だよ…











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