恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「ちょっ、やめ…っ!」
かーくんに、ほぼ無理矢理入らされたお風呂。
私は湯船の中、後ろから抱き着いてくるかーくんを必死で振り払おうとしていた。
「ひゃっ!!もう……かーくん、やめて……」
「やだ。」
首筋にキスしてきたり、体を触ったり、もうやりたい放題のかーくん。
これがしたいんだってことはわかってたけど…
断れなかった─
「希……可愛い。」
どこが…?
「…ずっとこうしてたい。」
それは無理…
私は早く上がりたい。
「かーくん……?」
『早く上がろうよ』とかーくんに言おうとしたその時、かーくんの手が私のお腹に触れた。
「俺、この子に早く会いたいなぁ…まだか〜?」
かーくん…
「…まだだよ。あと6ヶ月も先だし…かーくん、気が早いって。」
「えぇ…6ヶ月も〜?嫌だ、俺、そんなに待てない!」
もう…
短気なパパだね…