恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
そんなかーくんにやっと解放された私は、先にお風呂から上がってきた。
また濡れちゃった髪をドライヤーで乾かしながら、私はふと考える。
6ヶ月経てば…
この子に会えるんだ─
楽しみだな…
かーくんはそんなに待てない!って言うけど、私はきっとすぐだと思う。
なんとなくだけど…
「希、どうした?」
そんなことを考えていると、私の背後にかーくんが立っていた。
「え…いや、ちょっとね。ていうか、かーくん!早くパジャマ着てよ〜!!」
パンツ一枚でウロウロしないでっていつも言ってるのに…
「はぁ?なんだよ、今更…別に初めて見る訳じゃないんだから…いいだろ?」
「いいから着て!!」
初めてじゃなくても、私はどうしても慣れない。
目のやり場に困る…