恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「…これでいいか?」
大騒ぎする私に、かーくんは呆れながらパジャマを着ていた。
「うん…」
「てか、もうだいぶ見てるだろ。なのにそんな絶叫すんなって…」
かーくんの言い分はわかる。
わかるけど…
なんか叫んじゃう。
でも…まぁ…気にならない時は、全く気にならないんだけど─
「本当変な奴……あ、もうこんな時間だし。希、寝るか。」
一騒動あった後、時間も時間だし寝ることにした。
明日も早いし…
「希……おいで。」
ベッドの中。
私は、かーくんにギュッと抱きしめられて眠る。
夏だけど…
不思議と暑いとは感じず、なんだかホッとして、落ち着くんだ─
「おやすみ…愛してる。」
かーくんはそう言うと、私の額に軽くキスをした。
私はそれに答える代わりに、かーくんの胸に顔を埋めた。