BELLADONNA -沈静の劇薬-





「お前は本当に我が国の者か?国称だろうが。」



ジーノは呆れた口調でアルファを見た。



馬鹿にされていると思ったアルファはムッとした表情でジーノを睨んだ。
わかっていた。と悪態をついて。



『質問の意図がわからない。』



「なら、分かりやすく説明しよう。

亡きジルスチュアート王には息子がいた。しかし王位継承は18にならないと出来ない。

あと、2年と少し。

その息子の名はジーノ。

お前はこの城の主を探しているのだな。












私が、この城の主だ。」





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