。゚+蜜月+゚。



「・・・・ぃゃっ・・・・・」




ディクスは無視してカレンと喋り続ける。




妖魔はミリアに近づく。




ディクス様・・・・・。




声に出して呼ぼうと思ったミリア。




「・・・ァ・・・・」




ぇ・・・・。




"ディクス"とミリアは言葉が出なかった。




「きゃっ・・・・痛・・・」




普通には喋れるのに、"ディクス"とだけは声が出なかった。




ミリアは心細く、不安になった。




ディクスはミリアなど見ていない。




見ているのはカレンだけ。




ディクス様・・・助けて・・・・。




「・・・ディクス、女に妖魔がたかっているわよ?」




カレンがクスクスと笑いながらミリアを見た。



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