。゚+蜜月+゚。
「・・・・・」
ミリアは壊れた牢に入れられた。
牢が壊れているから手首を繋がれた。
ミリアはただ静かに座っているだけ。
ここで叫んでも変わらない。
ディクスとカレンの仲を引き裂こうとも思わない。
引き裂くことは違う。
引き裂いても変わらない。
ディクス様・・・・。
心の中で小さく何回もディクスを呼んだ。
そのころカレンはミリアの部屋にいた。
部屋の隅に置かれた沢山の箱。
「・・・・・あたしのディクスを使わないで・・・・」
カレンはミリアに対して憎悪が生まれた。
カレンは部屋の中の紫の光りを全部消した。
紫の光りは妖魔のカレンにとっては苦しいのだ。