。゚+蜜月+゚。
この嵐の中を飛んで来たのか、髪とマントはビショビショに濡れていた。
「・・・」
何も言わないディクスの目は真っ紅に染まっていた。
血を吸っていた妖魔はミリアから牙を抜いた。
「・・・・ぁぁぁ・・・・!!!!」
妖魔は発狂したように叫ぶと、ディクスに向かっていく。
「ミリアに牙を立てたな・・・・」
ものすごい低い声でディクスが言うと、強風が吹き荒れる。
妖魔はそのまま消えた。
すると風が止む。
「ミリア・・・・!!」
ディクスがミリアに駆け寄って、抱きしめる。
「・・・ディクス様・・ど・・・しよう・・・・赤ちゃんが・・・赤ちゃんが・・・死んじゃう・・・!!」