秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


それから、足に湿布してもらって……



「だ、だから大丈夫ですって!!
一人で歩けますからっ…」


「痛いんだから無理しないの。

……まさか、俺に触られるのイヤ?」




えっ!?

急に悲しそうな声になった先輩。


なんで……そんな表情するんですか…?




「さ、触られるって…その表現やめてくださいよっ…」


「さっきのやつがよかった?」


「…え?」


「さっきの…橘の方がよかった?」





ズキンッ



切ない瞳をして、見つめてくる先輩。


触れられてる腰と腕が熱い。





.
< 209 / 507 >

この作品をシェア

pagetop