秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


なんで

知って………



“すごい騒ぎだぜ?”


瀬那くんの言葉が頭でリピートされる。




「ねぇ、どうなのよ?」


「っ…ぁ、の…」


「ちょっと澄子。やめなよ。」



澄子 と呼ばれたその子をとめるクラスメイト2人。


……なんで…とめるの?



「ごめんね、中川さん。
澄子…ちょっとだけ会長が好きみたいなの。本命いるクセに。」


「そうなの、悪気はないのょ。
読書中にごめんね?
澄子、行こう!!」


「ちょっと、あたしはコイツに…」




澄子 ちゃんは、2人に寄って連行された。


……あたしに笑いかけてくれる人が

美央の他にもクラスにいたなんて。




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