秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


「風紀的に……ね?」


「っ、ちょっと、瀬那くん…
…っ!!!」




あたしをだっこしたまま

瀬那くんは先輩に向かって足を進める。




え?

えぇっ??




「会長さん。
優しい会長さんなら…コイツのこと、家まで連れていってくれませんかぁ?」


「「え?」!!?」




微妙に先輩とハモったことは置いておいて……

何を言い出すの、瀬那くん!!!



ほら…

先輩もイヤがって…………



イヤ…がって……??




先輩を見ると、ちょっと頬を染めて

瀬那くんを見ていた。




………………え…???




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