秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
美央はあたしなんかと比べ物にならないくらい綺麗で、明るくて
頼りになる。
先輩だって、こんなあたしより綺麗な美央がいいに決まってる。
そう考えたら、あたしが先輩の大切な本を持ってたらいけないと思った。
早く読んで、返さなきゃ。
頼んだケーキとドリンクバーから持ってきたアイスティーを見つめたまま、美央の言葉に返答できないでいた。
すると………
「クスッ。清嘉、結構ホンキなんだね。
大丈夫よ、あたしには彼氏がいるんだから。」
「なっ……!!///」
口をパクパクしていると、美央はにっこりと不敵な笑みをこぼした。
……また美央にからかわれた…
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