秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


美央は、同じ学年に彼氏がいる。

確か……小田嶋くん?


もう一年になるらしい。




「清嘉にもついに春がくるのかぁー??」


「そ、そんなことないっ!!」


「でも、好きなんでしょ?」


「ぅっ……!!」




それはー…?


アイスティーを飲んで誤魔化すと、美央に睨まれてしまった。

怖いです。




「好・き・な・ん・で・しょ!!?」


「っは、はぃっ…」




低い声で言われ、もう頷くしかない。


本当は、まだよくわからないけど。



でもなぜか頬が熱い。

あたしは、アイスティーを飲んで身体を冷ますことにしたのだった。





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