秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
あたしは先輩が好き
その気持ちにウソはつけないから。
「だから…みんなに認めてほしい…
みんなにバラしたり…しないでほしいの…」
「清嘉…」
「清嘉ちゃん…」
「中川…」
静まり返る教室で、みんなの優しい声が聞こえてくる。
涙を拭ってからみんなを見ると、誰一人イヤな顔をしていなくて
優しく穏やかな表情を向けてくれていた。
「みんな…」
「会長と清嘉ちゃんが付き合ってたのはびっくりだけど…」
「結構、てゆうかかなりお似合いだし?」
「会長は元々、目の保養だし?」
「せっかく仲良くなれた中川に、そんなひどいことしねぇよ。」
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