秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


そして放課後。


クラスのみんなと挨拶を交わしたあと、図書室に向かった。



「……ぁれ…」



中の電気がついてる?

誰かいるなんて珍しい。



カバンをおいてカウンターに座ろうとすると…





「きゃっ…!?」



いきなり椅子が引かれ、そのまま尻餅をついてしまった。


いたたた……



誰の仕業?

そう考えるより早く、あたしの髪を引っ張った。




「いっ……」


「あたしを敵に回したのはあなたよね?
………中川 清嘉さん。」




ゾクッ



背筋が凍るような声。




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