ALLY


馬鹿だ、信じたあたしが馬鹿だった。

「さぁ、帰ろう。
マリも一緒に。」

「うん。」

あ、やばい見つかる。

そう思った時にはもう遅かった。

「あっ…。」

あたしを見てマリを含め3人の女が立ち止まった。

マリは一瞬驚いた顔を見せたけどすぐに開き直った顔に戻った。

「さっきの、本当だから。」

「……………。」

「ねぇ、聞いてんの?」

何を言えばいいかも分からずマリの間を通り過ぎて逃げた。

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