ALLY


校門までひたすら走った。

そこで初めて泣いているのに気がついた。

と、同時にブーブーと携帯がポケットの中で震える。

名前も確認せずに着信に出た。

「もしもし。」

「やっと繋がった。」

「おじちゃん?」

電話の相手は親戚のおじちゃんだった。

「あぁ、単刀直入に言うけど。
○×病院に来てほしい。」

「え?」

「理由は来てから話すから。」

嫌な事を考えてしまった。

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