ALLY


次の日は少し落ち込んでいて、学校も行くか迷ったぐらいだ。

なんてったって、人生初の恋が終わったのだから。


けど何だかんだ、2限から学校に行く事にした。

「おっ、タク来た。」

俺を見てシンゴが声をかけてくれた。

「おはよ。」

「おはよ―
それより隣のクラスのユイコちゃん来てたよ。
もう戻っちゃったけど。」

「へ―。」

「告られでもした?」

「あ―
そんなとこだな。」

「振ったのかよ。」

「まぁ。」


そこでチャイムが鳴ってみんなが慌ただしく席に着く。


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