7日間の恋の魔法
暫くして再び目が覚め、学校の準備をして家を出る。




――…学校。


「さくら~。おっはよぉ〜!!」


「わっ!ゆきちゃん。ビッグリするよ。」


急に後ろから抱きつかれて驚いた。


「ねぇ、さくらぁ。さっきから西岡先輩、あんたのこと待ってるよ?」


「西岡先輩?」


由紀ちゃんが指さした方を見ると、先輩がニッコリと笑顔で手を振っていた。


「もしかして告白ぅ~?」


由紀ちゃんは“きゃ~”と言いながら私をバシバシ叩く。



痛いよ……ゆきちゃん…。


しかも告白って…そんなことナイナイ。



「もぉ、ゆきちゃん。からかわないでよね。」





まだ“きゃぁ、きゃぁ”叫んでる由紀ちゃんを放って西岡先輩のところに行く。



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