7日間の恋の魔法
「先輩、今日は急に部活休むって言ってすみませんでした。」


「あ、うん。それはいいんだ。体調が良くないっていうのは仕方ないことだからね。それよりさくらちゃん。」


「何ですか?」


「……ちょっとここだとマズイから付いて来てくれるかな?」


「はい。」


西岡先輩に連れてこられたのは生徒がほとんど使わない教室だった。


「さくらちゃん。俺、この前話があるって言ったよね。」


朝練の時の……。


「はい。」


「俺、………さくらちゃんのことが好きなんだ。」


先輩の突然の告白にビックリしすぎて言葉が出てこない。



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