好き!嫌い!好き?
「女の執念って怖いね…」

ぽつり…と優美が呟く。

「うん…」

女の子ってすごいなぁ…

ってあたしも女の子だけどさ。

「桃花、もう帰ろっか」

「そうだね」

元々、ちょっと見に来ただけだったし…。

そもそも、あたしは優美に無理矢理連れて来られただけだもん。


そして帰り道。

「そういえば…桃花は彼方先輩のこと知ってる??」

「彼方先輩って??」

一体誰?

「やっぱりね…」

「やっぱりって……っていうかいきなり何?…その…『彼方先輩』がどうかしたの?」

「どうもしてないけど…彼方先輩は大樹先輩の親友なんだよ!!」

「それで…?」

「『それで…?』って……それだけ」

「え~何それ~?」

あたしが笑いながら言うと、優美は「えへへ…」と少し赤い顔で笑った。

その理由は、あたしには分からなかったけれど…。
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