センセイ


陽に照らされたノートに視線を落としながら、私はドキドキ高鳴る鼓動と戦う。

どうすればもっと、センセイの近くに行けるのか。

どうすればもっと、センセイが私を見てくれるのか。

今すぐにでもセンセイの所へ飛び出したいのに、この気持ちをどうしていいかさえわからない。




センセイ。私はセンセイの目に、どんな風に映ってますか。

わずかな会話の言葉に乗って、どこまでの気持ちが届いていますか。

私はセンセイにとって、何番目に大事な生徒ですか。



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