Мeмory


「達郎くん、ありがとう」



詩織さんが笑って言った。



「…いや…」


「…詩織ね、ここで働いてるの…体…売ってるの…」



名刺を見ると

“お触り自由♪可愛い女の子がお出迎え”

と書いてあった。



「…そんな…」


「…詩織…汚れてるよ…

だから…達郎くん…私をキレイにして…」



詩織さんは俺の手を引いて、働いているお店に入れた。



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