七つの星の落し物
「ふふ。大丈夫よ!
あなたは、ちゃんと星の心が読めるから。」


「?え、 それって、答えになってないよ・・・。」


「いいから、それを引いて。」


リゲルは恐る恐るそれを手前に引いた。


シュン!!


宇宙船の先から、目の前の星、ロタネブ目掛けて、赤色の光線が放たれた。

ロタネブは、一瞬大きく輝いて、少しずつ動き出した。

「・・・。 あ・・・星が・・・」

リゲルの視線の先には赤い星があり、ロタネブとその赤い星は、ゆっくりと、ゆっくりと近付いていった。


「うん。 いいんじゃない?!
リゲル?」


「そうだね。 あの星、少し暖かいオレンジ色になってきたみたいだ!」


「その調子!

じゃ、次行くわね。
次は、その橙色の点をスティックで触ってみて。」


「分かった。」

リゲルはまた「星の落し物盤」をスティックで触った。

ギィィィィ――――ン!!

目の前の景色は瞬時にかき消された。

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