七つの星の落し物
その途端、目の前の白い景色がかき消され、リゲルはまた宇宙船の座席に座っていた。

リゲルは早速 白い袋の中をごそごそと漁る。


「えと・・・確かあれが入っていたと思うんだけど・・・
あった!!」


「リゲル、それ何?」


「磁石さ。
互いに引き付けあうために必要なモノ。
あの星はこれをなくしちゃったんだと思う。

あの星にとって、向こうにある赤い星は地球で言う太陽みたいなモノだと思うんだ。

そして、それを引き付ける力を無くしてしまったから、あんなに凍り付いてしまったんだよ・・・。」

クスクスっとアルは笑う。

「どうしたの?」

「だって、リゲルったら顔が輝いてるわ!
OK! 完璧よ。 そしたら、それをこの中に入れて。」

アルは、操作盤の下にある引き出しのボタンをツンと鼻先で押した。

リゲルが引き出しの中に磁石を入れると、引き出しはスルリと閉まり、ボタンが赤く点滅した。


「さあ、後はあなたがその前にあるレバーを引くだけよ。」


「ね、ねえ、もし贈るモノを間違えちゃったらどうするの?」
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