七つの星の落し物
リゲルは白い袋の中から、フラスコのような形の小さなガラスのビンを取り出した。

中には、透明な液体が入っている。


「たぶん、これだな。」


「? 生き物を見つけてあげるんじゃないの?」

アルはヒゲをひくひくさせて、不思議そうに小首をかしげる。


「生き物は、水が無いと生きられないだろ。
あそこには、もう水が無いんだ。」


「どうして?」


「あの木が、風で雲をみんな吹き飛ばしてしまうから。
雨が降らなくちゃ、水は生まれない。

水が生まれなければ、生き物も生まれないんだ。
そして、あのおじいさんの体の中の水も、もう尽きかけている。」


「早く、送ってあげなくちゃ!!」


「そうだね。」

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