恋…焦がれて…。
少し息を切らせた母親がやってきた
「やっと追いついた…。」
「何でママ息切れてるの?」
「柚子が早すぎるからでしょ!学校入ったら人がいっぱいで見つけるの大変だから…急いで追いついたのよ……」
「ご…ゴメン。嬉し過ぎて…つい……」
少し反省した顔だったが口元はどうしてもにやけてしまいそうだった…
二人は学校へと入っていった
受付を済ませると上級生が教室へと案内をしてくれた
靴箱に向かい靴を履き変えた
一年生は三階だった階段をのぼる
壁にはいろいろ掲示物が貼られていた
三階に着いた。
廊下や教室は先輩達が綺麗に飾り付けをしてくれていた
三階から見る景色はとても気持ちが良くさらに嬉しさが増していった
―1‐2―
それが柚子のクラスだった