恋…焦がれて…。


柚子はドキドキし過ぎていてドアを開けず立っていた
「どうした?開けないの?」

「あっ!私今日が…と言うかこれからの学校生活が楽しみで…手が止まってまして」

「きっと楽しいと思うよ!部活…決まってなかったら体育館に見学においでよ!!」

「俺、2年の桜井悠斗!!俺が部活紹介してやるからさ!じゃぁなっ!」

柚子の返事を聞かずに言うなり立ち去ってしまった

柚子は呆気にとられた

気を取り直してドアを開けた

するとすでに半分ぐらいの人数か集まっていた

小さいグループが何個かできていた

自分の席を探していると

「柚子っ!!」

大きな声で名前が呼ばれた
辺りを見回していると窓際で笑顔で手招きする子がいた

淡野千夏。小学生の頃からの大親友だった

自分の席を急いで見つけ

鞄を置き急いで千夏のもとに駆け寄った



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