君と手を繋いで
「つ…つばさ…?」


「うん。」


「サッカー部だよね?」


「うん。」


「もしかして…キャプテンだったり、する?」



「おう。ていっても、俺ほとんど部活行ってないから、キャプテンと呼べるかどうかわかんねーけど「キャ〇テン翼じゃん!!」


そういう私に「はぁ?」と言いながら翔は眉を寄せている。


だって…


「名前はつばさでサッカー部で、キャプテンしてんでしょ?それってサッカーであの有名なキャ〇テンつ「絞め殺してやろーか」




ひいっ!!!!
微笑んでるのに、目が笑ってないよ!!



「それに俺の名前はつばさでも、漢字は翼じゃなくて翔なんだよ」


そう言った時の翔の顔はどす黒く、魔界から来た魔王のようだった。



「へ、へぇ~普通は翔(しょう)って読むのに翔(つばさ)っていうんだねー良い名前だねっ♪」


「それはどうも。」


ほっ、褒めてるんだけどな~?
気のせいか、どんどん表情が悪くなっている気がするんだけど…




「ちっ、どいつもこいつも、俺をからかってきやがって…」

舌打ちしながら、悪態を付いている、目の前の彼。

口調も段々と悪くなってきてる気がするのは、気のせい、かな…?



< 11 / 34 >

この作品をシェア

pagetop