君と手を繋いで




「おいっ翔(つばさ)!!」


「っだ!!」


頭を何かで叩かれたため強い衝撃が脳内を襲う。


俺は頭を抱えながら勢いよく机から起き上がった。


そして、涙目になりながら顔を横に向けその人物を睨みつける。


「――…流星……てめぇ」


そんなどす黒い声で言っても目の前の人物はびくともしない。


そいつの名前は、皆川流星(みながわりゅうせい)。
ほっそりすらっとした身体に髪は金に近い茶色に染められていて、前髪と襟足を少し長めに伸ばしている。目は笑い皺があるようにいつもにっこり笑っていて、ひとなっこさが醸し出されている。


そいつは、今肩に丸めた教科書を担ぎながら俺を見下ろしている。

多分、それで俺を叩いたんだろう。容赦って物はないのか。容赦って物は。



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