本気でハマった女
「おーい実夢入るぞ?」

「……」

「なに?そんな嫌だったらなんで魁を説得したんだよ。嫌だったら嫌っていえば良かっただろ?俺のためとか言って苦しんでたら、意味がないだろ。なに?魁のこと嫌いになったのか?だったら別れろ。」


「違うもん!!」


「じゃあなんだ!?ちゃんと言わないと魁も分からねーだろ!」
やば…強くいい過ぎたな…って思ってたら、実夢が泣だした。


「ごめん。実夢いい過ぎた。でもな?俺らは、家族だけど魁は違うだろ?実夢の事大好きなのに実夢に冷たくされたらあいつだって、嫌気がさしちゃうんじゃないかな?何があったか話してみな?」


「…魁が私と付き合ってるのは、亮の権力のせいだって噂になってるの…違うって分かってる。でも、実夢なんかよりもいい女なんて沢山いるから…実夢から魁離れて行っちゃうよ…うっうわーん。」
本当にこいつは、いつまでたっても子供だな笑

「お前そんなことでぐじぐじしてたら、この先どーすんの?」

「この先?」

「なぁ?俺は、お前に幸せになってもらえるならどんな事だってしてやるよ。必ず約束する。おーい扉の目の前に魁居るんだろ?入って来いよ!」


「…いや気になって…」
また布団の中にかくれる実夢

「実夢!いい加減にしないと魁の事追い出すからな!」


「やだ!」
本当手のかかる妹だ。
目に涙沢山溜めやがって。
俺は、実夢の涙をを右手で拭った。


「魁にちゃんと話があるだろ?だったら、話をしろ。じゃああとは、任せたからな」
俺は、部屋をでた。
2人の問題だから、ちゃんと2人で解決して欲しいしな。
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