本気でハマった女
「「……」」
なっなんか、話ししな…

「あっあのさ…実夢…俺のこと嫌いになったん…?」

「(ガバ)違うもん!!嫌いにならないもん!!」

「じゃあ何で怒ってるん?」

「…噂…噂が嫌なんだもん…ヒック…実夢のこと魁好きじゃないってほかに好きな子がいるけど、実夢が亮使って権力で付き合ってるって…嫌なんだもん。」
なんや…嫌われた訳やなかったのか…

「だから、あんな膨れてたん?」

「膨れてないもん…あのお客さんと仲良い感じだったから…不安になったんだもん。」


「なぁ?実夢は、俺のこと信用できへん?」

「違う!」

「なら、信用してついてきてや?めっちゃ不安になるんやで?実夢だってモテるやろ。俺だって不安なんやけど?」

「実夢は、魁しか好きにならないもん」

「俺は……実夢のこと愛してる。」
俺は、そう言って実夢を抱きしめた。力一杯抱きしめた。

「俺らこれからきっと沢山噂話でてくると思うんや。それでも、信用してついてきてくれへん?それに不安になったら、今日みたいな態度やなくていってくれへん?俺わからんねん。今までこんなに人を好きになったことないからわからんねん。どう表現していいか…」

「(コクリ)ごめんなさい…」

「じゃあ仲直りしよ?今日一緒にねような。お風呂も一緒に入らへん?」

「うん。」
俺と実夢の初の喧嘩?みたいなものは、終わったけど。まさかほんまに噂が色々でてくるとは、俺もおもわへんかった。
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