本気でハマった女
『恭平お待たせ♪』

『おう。ってか、これから魁が迎えに来るってさ。』

『え?なんで?』

『う~ん俺にもよくわからないけど…魁怒ってるらしい』

『え?なんで?』

『いや…俺にも理由が…』
そんな話しをしてると実夢の携帯が鳴った。

『あっちょっと待って!もしもーし。魁?え?今買い物終わってこれからお茶するんだけど、魁も来る?え?なんでそんな怒ってるの?実夢なんか悪いことした?って…電話切れちゃった。なんで怒ってるの?』

『さぁ?俺にもさっぱり』
俺らは、頭を傾げた。
すると魁が目の前から走って来たのが見えた。

『おっ魁こっちこっち…って、そんな怖い顔すんなよ。なんかしたか俺?』

『実夢のこと抱きしめてたやろ!?ほんまふざけんなや!実夢も実夢やで!もう少し警戒しろや!!』
実夢も俺もキョトンとなるしかない。先に声を出したのは実夢だった

『魁?実夢と恭平そんな事してないよ?どうしちゃったの?』

『してないわけないやろ!これ見ろや!』

『『えー!?』』
確かにそこに写ってたのは、実夢と俺。でも、俺ら…本当そんな事してないんだけどな。何なんだ一体?

『俺ら普通に買い物してただけだぞ?本当こんな事してないって。な?実夢?』

『うん!本当になんかの間違えだよ!』

すると魁は
『嘘つくんや…もういいわ』
そう言って、実夢の手を振り払ってタクシーを拾い何処かに行ってしまった。
実夢は、呆然としている
『実夢…?』

『なんで…?なんで怒ってるかわからないよ…』
そう言って泣くのを我慢しながら、俺の腕を引っ張りタクシーに乗った。
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