本気でハマった女
魁くんてモテるよね…正直胸が痛かった。
なんで、こんなに胸が痛くなるんだろう?
なんで、恭平と付き合ってるのに魁くんのことしか考えてないのかな?
亮が戻ってきたから私は、亮に話しかけた

『お兄ちゃん?』

『珍しいな!!どうした?』

『魁くんて…モテるよね。』

『ん?モテるんじゃないか。俺ほどじゃないけど笑』

『私なにか忘れてるの?魁くんの手…私の知ってる手だったんだ。でも、なにが違うのかが思い出せないの…。』

『魁はなんて言ってた?』

『無理して思い出さなくていいって…』

『そっか…』

『私変だよね…』
そんなことを考えていると頭がくらくらしてきた。
あれ?貧血かな?

『実夢?どうした?具合悪いのか?』

『う…ん?なんか、貧血かな?』
するとライトくんが亮に声をかけた

『亮さん実夢ちゃん裏に運びますか?』

『このまま横にさせといてくれ!!宮川に言って恭平呼んできてもらえないか?』

『分かりました』

『亮、恭平に言わないで?大丈夫だから。』

『実夢?思い出したいんだろ?お前が壊れたら一生俺が面倒みてやる!だから、魁のこと思い出してやってくれ。』
亮は私にそんなことを言った。

『思い出したい。でも、どうしたらいいの?』
私の精一杯の気持ちだった。
魁くんのことを思い出したい
本当にそう思っている


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