ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
少し意外だと思ってしまった。
…………。
ダンッダンッとリズムよく、ボールが床の上を跳ねるのを見つめた。
本当に、このままワンに会っていいの?
中途半端で本当に?
「鮎沢ちゃーん?」
罪悪感とは違う、嫌な気持ちがモヤモヤと胸の辺りに広がる。
「…やっぱ、ダメだ」
「え?」
「ゴメン。あたしやっぱり行けないや。4人で行ってきて」
「ちょ、なに言ってんだよ鮎沢ちゃん?!」
「鮎沢ちゃんが行かねーと、意味ないじゃん」
「純平の言う通りよぉ。急にどーしちゃったわけ?」
「ゴメン。ワンに会えない。だから、ほんとゴメン」
みんなを待たせておいて、こんなの自分勝手だって、頭では分かってる。