ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



少し意外だと思ってしまった。



…………。



ダンッダンッとリズムよく、ボールが床の上を跳ねるのを見つめた。



本当に、このままワンに会っていいの?



中途半端で本当に?



「鮎沢ちゃーん?」



罪悪感とは違う、嫌な気持ちがモヤモヤと胸の辺りに広がる。



「…やっぱ、ダメだ」

「え?」

「ゴメン。あたしやっぱり行けないや。4人で行ってきて」

「ちょ、なに言ってんだよ鮎沢ちゃん?!」

「鮎沢ちゃんが行かねーと、意味ないじゃん」

「純平の言う通りよぉ。急にどーしちゃったわけ?」

「ゴメン。ワンに会えない。だから、ほんとゴメン」



みんなを待たせておいて、こんなの自分勝手だって、頭では分かってる。



< 220 / 606 >

この作品をシェア

pagetop