ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「まったまた~?冗談キツイよ、お姉さん。稀衣がこんなおチビと付き合う訳ないじゃん」
「(…もう、コイツなんとかして(涙))」
「(鮎沢ちゃんって、そんな面食いだったの?)」
「(ワン、最初っから欄外だったし)」
「(視界にすら入ってなかったよね)」
…前言撤回。
郁也の性格ならって思ったのは、あたしの大きな間違いだったかもれない。
動物園に、とんでもない爆弾がぶち込まれたみたいだ。
「で、結局どっちなの?」
「「「(二択…)」」」
もう何を言っても、簡単には信じそうにない郁也に、全員諦めモード。
そこに美樹さんが切り返すように、声をはって言った。