ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「はい、その話しの続きは夕飯の時!郁也は仕事に戻る!」



美樹さんにそう言われて、郁也は「ちぇ」っと舌打ちしながらも、自分の持ち場に戻って行った。



「あんな奴だけど、仲良くしてやってね?」



美樹さんは呆れたように息を吐き出しながら、あたし達に言った。



悪い奴じゃないのは知ってる。



それこそ、奥田さんと美樹さんに育てられて、悪い奴に育つはずもない。



でも今は、それより何より、あんだけ言われたい放題言われていたワンが、ずっと黙ってることの方が気がかりだ。



「…ワン?」

「…オレ」



うん。



「もっと背伸ばす!」

「え?!」



背?!



他に言うことないの?!



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