ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「なにが最悪?」

「わ?!」



まさか返事がくるなんて思ってなくて、あたしは間の抜けた声を出す。



あたしのすぐ真上から降ってきた低い声。



あたしは顔を真上に向けた。



すると真っ先に視界に入るのは、こちらを見下げる逆さまの安藤の顔。



間抜けなあたしの顔は、口があきっぱなしだったんだろう。



安藤はあたしの口に、なにかを入れた。



「ほら、ちゃんと2本」



?!?!



慌てて体勢を立て直す。



コイツ、口になに入れれたのよ?!



「いきなりなにするの!?」



って、チョコバナナ!!



今になってやっと、チョコレートの甘い味が口の中に広がる。



「嫌いだった?」



というか、またいつのまに?!



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