ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「竜、なに食べたい?」



郁也と大河とはぐれたというのに、麗奈は少しも合流する気などない。



いや、そもそも意図的にはぐれたのだから、合流しちゃいけないのか。



「なんでもいい」

「言うと思った!あたしね、タコ焼き食べるって決めてたから、タコ焼き半分こにしよ!」



俺がなに言っても、タコ焼きだと言って、聞かないんだろうに。



自由奔放なところは、昔から変わらない。



「いいよね?」



決め付けてかかるところも、昔から変わらない。



「うん」



俺の返事も、変わらない。



昔からずっと。



なにも変わらないって、思ってたんだ。



その考えが、甘かった。




< 354 / 606 >

この作品をシェア

pagetop