ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「竜、なに食べたい?」
郁也と大河とはぐれたというのに、麗奈は少しも合流する気などない。
いや、そもそも意図的にはぐれたのだから、合流しちゃいけないのか。
「なんでもいい」
「言うと思った!あたしね、タコ焼き食べるって決めてたから、タコ焼き半分こにしよ!」
俺がなに言っても、タコ焼きだと言って、聞かないんだろうに。
自由奔放なところは、昔から変わらない。
「いいよね?」
決め付けてかかるところも、昔から変わらない。
「うん」
俺の返事も、変わらない。
昔からずっと。
なにも変わらないって、思ってたんだ。
その考えが、甘かった。