ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「あれ、ワンじゃない?」
「あぁ、ほんとだ」
え?
「ちょっと、誰あの女?!」
「腕組んでないか?!」
道路の反対側には、確かにワンの姿があった。
だけどそれは、いつものようなワンじゃなくて。
あたしの知らない女の子と歩いてるワン。
うちの制服だから、同じクラスの子かな。
あたし達には気が付かず、2人はそのまま駅の方へと行ってしまった。
「鮎沢ちゃん!どーいうこと?!」
「あ、鮎沢ちゃんというものがありながらあの野郎!」
「いっちょ前に浮気!?」
あたしにも、なにがなんだかさっぱりだ。
それでも1つ、言えることがある。
「なにか訳があるんだよ」
でなきゃワンが、あんなこと…。
「さっすが鮎沢ちゃん!余裕ね!」
「んじゃ、明日ワン取っ捕まえて、吐かせるしかないな」
「そうね!」