ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
【makoto※side】
「竜、コーラとカルピスどっちがいい?」
試合と試合の合間の空き時間。
オレは竜の隣に座った。
渡り廊下は、心地好い風が通り抜けていた。
「ワン、先に選べよ」
「じゃー竜、コーラね」
「ん」
シュワッと音を立てながら、缶の口を開けた。
「みんな頑張ってるよな」
練習のかいあってか、オレ達のクラスは決勝まで勝ち進んでいた。
「ワン、さっきの試合は不調だったな」
「え」
うそ。
オレはコーラを飲む竜を、ジーッと見つめた。
「…バレた?」
気になって気になって。
必死に気にしないようにしてたけど。
「鮎沢か?」
「………」
気付いてしまったら、そうはいかない。
「竜、コーラとカルピスどっちがいい?」
試合と試合の合間の空き時間。
オレは竜の隣に座った。
渡り廊下は、心地好い風が通り抜けていた。
「ワン、先に選べよ」
「じゃー竜、コーラね」
「ん」
シュワッと音を立てながら、缶の口を開けた。
「みんな頑張ってるよな」
練習のかいあってか、オレ達のクラスは決勝まで勝ち進んでいた。
「ワン、さっきの試合は不調だったな」
「え」
うそ。
オレはコーラを飲む竜を、ジーッと見つめた。
「…バレた?」
気になって気になって。
必死に気にしないようにしてたけど。
「鮎沢か?」
「………」
気付いてしまったら、そうはいかない。