ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
俺がどう足掻こうと、1年前の先生には会えないし。
会ったところで、俺にはなにもできない。
「…大人をからかうのも、いい加減に…」
「からかってるように、見えるのかよ?」
俺と彼女の間には、カウンターがあって、俺は座ってる彼女を見下ろすように見る。
俺が出したコーヒーは、カップの半分くらいにまで減っていた。
「見えるわ」
「なんで」
「だってあなた」
「うん」
「あなた彼女いるじゃない」
「うん」
「だからよ」
「え?」
「なに?」
「彼女?」
「えぇ」
「俺に?」
「えぇ」
「いや…俺彼女いないけど。(自分で言わすなよ…)」
「え…本当に?」
「はい、残念ながらね(涙)」
「だって保健室で…」
「え?」
「寝言で名前呼んでたから、てっきり」
…………。