ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



変えたのは、君。



「…違うんだ」



ワンが静かに口を開いた。



「オレ、病院通ってて」



大場さんの、言ってた通りなんだ。



「小さい時に事故で大怪我したことあって、それが原因で、今でもあまり運動ができない」



ワンの口から語られたのは、想像もしなかったワンの傷。



ワンと言えば、スポーツ万能。



なんでんも簡単にこなして、出来ないスポーツなんてないほどの運動バカ。



飛び抜けた才能があるのに、部活には入っていない。



不思議には思ってた。



スポーツ出来るのに、なんでなにも部活やらないんだろうって。



やらないんじゃないんだ。



理由あって、出来なかったんだ。



「なんで、今まで黙ってんの…」



なんか、泣きそうだ。



「だって、カッコ悪いじゃんか」



そう言ってワンはうつむいた。



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