ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「いつかは言わなきゃって、ずーっと思ってたんだ。でも、タイミング逃したって言うか…」



ここであたしが泣くのは、ずるい。



ワンだって、複雑な心境だろうに。



「大丈夫だよ」



あたしに言えなかったほど、ワンが自分をカッコ悪いと思ったとしても。



「ワンはあたしにとって、十分かっこいいから」



学校でなにしてんだって感じなんだけど。



ワンがあまりにも弱々しいから、今はなんだか可愛くて。



今度はあたしの方から近付いた。



「ワンはワンでしょ」



さっきのオスの顔も。



無邪気な笑顔も。



弱々しくなってる今も。



きっとあたしは全部スキ。



こんなこと、他にないよ。



君だけ。




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