【短編】 曇り空
時が止まる保健室


先生はその大きな瞳を限界まで広げて
俺を見つめる

俺は
そんな先生を灰色の瞳に映した


「はいはい。
そんな事を言っている暇があったら
教室に戻れ。

ガキが100万年は早いんだよ。」

そういって先生は俺に背を向けた



・・・




・・・




どうして
そんな行動をしていたのか分からない


ただ
次の瞬間
俺は先生を抱きしめていた
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