遠距離恋愛
「待って」
後ろからいきなり腕を捕まれた
「は?」
ビックリした俺は後ろを振り向く
そこにはさっきまでまとわり付かれていた香水臭い女の姿
「ちょっと樹君~!!
こういう時は男の子が女の子を送ってくれるんじゃないの??
美佳子一人じゃ夜道怖いんだけどぉ」
なんなんだその喋り方は
俺の一番嫌いなタイプ
男の前だけ喋り方変えてぶりっ子する
目の前の女のような奴
「悪いけど俺用事あるから違う奴に送ってもらって」
そっけなく答える
「えぇぇ~
美佳子樹君に送ってもらいたいな」
今度は上目遣い...
いい加減にしてくれよ
俺は早く里菜に電話してーんだよ!!!!
「....樹君」
さっきよりもぶりっ子した声で女が呼んだ
と、思ったら俺の視界が一気に暗くなった....
.....は?
頭の中は真っ白だった