夜空に咲く僕たちの願い
なんだよ、図星?
真っ赤になる瑠花が可愛く見えた。
そんなに妬かなくてもいいのに。
俺の方が瑠花のこと好きなのだから。
「ごめんね、もうしないから」
俺は瑠花の頭を撫でた。
さらさらな髪の毛に通る指。
毎日気を使って手入れしているのだなと思っていたとき、瑠花がギュッと俺を抱きしめた。
「え?いきなり何?」
「俊介…あのね…」
瑠花は時々甘えん坊になる。
伝わってくる瑠花の体温に理性が保たれなくなる。
こんな人気のいない場所で抱きしめるなんて反則だよ。
襲ってもいいってわけ?
瑠花は俺を見上げてぷっくりした唇を動かす。
キス…したいなと思っていたとき、瑠花はこう言った。
「…キスして」
「え?」
これって以心伝心?
俺の気持ち読めたかな?
それとも心臓の鼓動で感じ取った?
「いいよ…」
俺は目を閉じて瑠花にキスをする。
瑠花の唇は柔らかくて何度もしたくなるんだ。
やっぱり瑠花ってツンデレだ。
瑠花のキスをするときの顔とか甘えん坊なところとか、頭を撫でると嬉しそうにするところとか。
それを知っているのはこの俺だけ。
これからも……ね。